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価格:4,840円(税込)
2024年6月26日発売
PRODUCTS
#19 萬座原酒
南島1号酵母保安濾過仕上
ALC. 47%
容量:720ml
合資会社恩納酒造所
製造担当者:玉那覇 諒磨

企画:古謝 雄基

原料米:タイ米 (酒造協同組合)

蒸米時間:110分

黒麴菌株:石川種麹店通常株

製麹期間:40.5時間

酵母株:南島1号酵母

汲水歩合:180%

蒸留器方式:横型間接(常圧)

末垂ALC.濃度:14%前後

蒸留後ALC.濃度:47.3%

原料米:タイ米 (酒造協同組合)

蒸米時間:110分

黒麴菌株:石川種麹店通常株

製麹期間:40.5時間

酵母株:南島1号酵母

汲水歩合:180%

蒸留器方式:横型間接(常圧)

末垂ALC.濃度:14%前後

蒸留後ALC.濃度:47.3%

STORY
南島1号酵母の開発背景
shimmerでは#18で松藤さんと泡盛1号酵母の復活に挑戦し、その他の酒造所ともウイスキー酵母やワイン酵母・清酒酵母を利用した泡盛を製造してきました。 様々な酵母で泡盛造りをした背景として、泡盛業界では泡盛101号酵母が主に利用されており、より泡盛の風味の多様性を持たせたいという想いからでした。 一方で泡盛醸造用の酵母については、一部酒造所によって独自で開発しており、その酒造所ならではの味わいとして製品にしていますが、開発費用や工数・技術の問題から自社酵母を所持している酒造所は多くはありません。
そこで、shimmerでは希望する酒造所ならどこでも利用できる泡盛醸造用酵母を開発・公開することにしました。
開発にあたり、県内の大手ビールメーカーや泡盛メーカーの酵母開発経験のある株式会社バイオジェットにご協力いただき、バイオジェットの保有する酵母株の内から実用化できる株の選定を行いました。 最終的には泡盛の古酒の持つバニラ香成分とフルーティーな香りの成分が従来の泡盛101号酵母より生成される株を選定し、これを南島1号酵母として頒布することになりました。 酒販店主導で酵母の開発にを行ったのは日本で初ということもあり、沖縄タイムスでも取り上げていただきました。

沖縄タイムス
【「どんな味になるのか楽しみ」 泡盛用の酵母、サトウキビから採取 熟成するとバニラのような香りに】


アットプレス
【日本初!酒販店の主導で泡盛醸造用酵母「南島1号」を開発】


開発した南島1号酵母の最初の製造をどこでやるか
南島1号酵母が開発され、ラボレベルの試験を行いましたが、製品段階でどのような香気成分となるか、実際に造ってみなければその実力は分かりません。 そこでshimmerでは、この南島1号酵母の初回製造は、昔ながらの造りながらも泡盛マニアの評価の高い、恩納酒造所に打診してみることにします。
実を言えば恩納酒造所は創業当時から今まで麹や酵母を変えたことがなく、ダメ元での打診でもありましたが、この提案に「チャレンジしてみましょう」と快く応えていただきました。
種もろみ作りから行う南島1号酵母

泡盛101号酵母は乾燥酵母となり、作業工程という面では手軽に扱うことができる酵母になりますが、南島1号酵母は酵母を培養させる工程が必要となる為、泡盛1号酵母と同様により作業工程が多い酵母となります。
今回はバイオジェットの協力の元、種もろみ作りから始めました。 まずは温度計で水温をチェックしつつ、米麹をお湯に溶かすところから始まります。数十分間撹拌を続け、あるタイミングのところで酵母を投入していきます。
その後、容器を流水の中に入れ、温度計を見てひたすら冷やしながら撹拌を続けていきます。
一定の温度まで種もろみの温度が下がれば、後は数日間酵母が増殖するのを待って、実際の仕込みに使っていきます。
発売前にTWSC2024泡盛部門BEST OF THE BESTに
こうして初の製品化レベルで造った萬座原酒ですが、アジア最大級の蒸留酒品評会である「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024」にて最高金賞、そして泡盛部門のBEST OF THE BESTを受賞しました。 従来の泡盛の持つ甘い香りに加え、亜熱帯のフルーツの様な甘い香りが重なり、さらには無加水状態という“厚み”のある芳醇さが実現されています。過去のTWSCにおけるBEST OF THE BESTを受賞した商品は全て市販されている商品の中、未発売状態でのBEST OF THE BESTは本製品が初めてとなります。 市場流通前からポテンシャルの高さを評価された本製品を味わってみていただければ幸いです。
VOICE

合資会社恩納酒造所

玉那覇 諒磨

古酒化への期待、南島1号酵母による新たな泡盛
恩納酒造所ではこれまで自社製品で製造方法や麹菌、酵母などを変える事はなく、昔から受け継がれてきた造りを続けてきました。 今回、酵母を変えた製造は初めての試みとなり、南島酒販株式会社様からサトウキビから採取した酵母、南島1号酵母での仕込みの依頼があった時、すごく興味もありましたが、それと同時にまだ世に出ていない酵母を使い、うまく製造できるのか?という不安もありました。
造る決め手となったのは、サトウキビから採取した南島1号酵母はバニラの様な香りを出す成分「バニリン」の元となる4-VGを多く生成でき、重量感のある味になる事が期待されると聞き、恩納酒造所で造ってきた萬座も濃厚で古酒になった時の甘い香りが特徴で、力強さのある酒質なので、南島1号酵母で造った泡盛が古酒になった時どんなお酒になるのか、とても気になり挑戦させて頂く事にしました。 バイオジェット様にも手厚くサポートして頂きうまく醪にする事ができ、蒸留前の醪からはこれまでの萬座の香りとは明らかに違う甘い香りが漂っていました。 無事発酵を終え、最終工程の蒸留でお酒が出始めた時は安心と達成感でとても感動しました。
「shimmer#19萬座原酒 南島1号酵母保安濾過仕上」は本来の泡盛らしさをそのままの残すため軽めの濾過になっております。 今回、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024年で「ベスト・オブ・ザ・ベスト」というすばらしい賞まで頂き、南島酒販様、バイオジェット様にはとても感謝しております。 今回新酒での受賞となりましたが、本来「shimmer#19萬座原酒 南島1号酵母保安濾過仕上」は古酒になった時に本領発揮する泡盛だと思いますので、これからの成長がとても楽しみです。
TASTING NOTE
Bar Tasting Clubオーナー
儀部 頼人 Yorito Gibu
― ついにヴェールを脱いだ「南島1号酵母」 ―
遂にshimmerチームは泡盛の商品設計だけにとどまらず酒質設計の為に「酵母」の開発に着手しました。 今回タッグを組んだのは、長年泡盛の研究を行い、業界随一の研究実績がある「株式会社バイオジェット」。 これまでも様々な酵母の開発で陣頭指揮を執ってきた塚原CEOがそのノウハウを惜しみなく注ぎ込み完成したのが今回の「南島1号酵母」です。 そして今回「造り」を担うのが、泡盛通の中で「銘酒」の称号を欲しいままにしている「恩納酒造所」です。 泡盛ファンの中の「本命」が動いた今回の「shimmer#19 萬座原酒 南島1号酵母 保安濾過仕上」。期待に胸を膨らませながら試飲してみたいと思います。

【香り】
グラスに鼻を近づけると、フローラルな香りが柔らかくフェードインしてきます。 その後は甘栗の中にソルティーさ、黄色い花、完全に開くとしっとりとしたバナナケーキを見つけることができます。 開いてくると子供のころに飲んだ甘酒、みたらし団子の記憶も蘇ってきます。

【味わい】
豊かな厚みを伴った「うま味」が舌の上に広がります。 お米由来の甘さとアルコール感のバランスが良く、どちらも突出することが有りません。 砂糖醤油をつけて食べるお正月のやき餅様な甘さと香ばしさが飲み手をにっこりさせてくれます。 また沖縄の海の名勝「万座毛」のすぐ側で造られている事を想起させる様な、心地の良いソルティーさもあります。

バナナの香りを多く生成すると言われる南島1号酵母のポテンシャルは、我々が飲んだ時にも確認できますが、今回国際的な品評会で最高賞を取ったことで、「プロ」の方々にも評価され、その実力が証明されました。 私も恩納酒造所×shimmerを心待ちにしていたので、この出来には心底満足です。お小遣いの許す限り買ってしまうかもしれません。
DISTILLERY
合資会社恩納酒造所
〒904-0411 沖縄県恩納村字恩納2690 >>MAP
TEL:098-966-8105
WEB:https://manza.jp/
観光地としても人気のある「万座毛」のすぐそばにある恩納酒造所。代表銘柄である「萬座」も「万座毛」同様「万人に愛される泡盛」という願いから名付けられています。 創業から伝統的な造りを継承し続けた泡盛は、出荷の半数以上が地元である恩納村内で消費され、地元の人々から深く愛されています。
ITEM

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