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価格:8,085円(税込)
2025年4月16日発売
PRODUCTS
宮之鶴
特A地区山田錦 磨き8割保安濾過仕上
ALC. 43度
容量:720ml
仲間酒造株式会社
製造担当者:前花 晋作

企画:古謝 雄基

原料米:兵庫県特A地区山田錦(三木市吉川町産)

蒸米時間:120分

黒麹菌株:石川種麹店通常株

製麹期間:56時間

酵母株:泡盛101号酵母

もろみ発酵日数:27日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:20%

蒸留後ALC.濃度:45%

原料米:兵庫県特A地区山田錦(三木市吉川町産)

蒸米時間:120分

黒麹菌株:石川種麹店通常株

製麹期間:56時間

酵母株:泡盛101号酵母

もろみ発酵日数:27日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:20%

蒸留後ALC.濃度:45%

STORY
十数年ぶりの高度数宮之鶴
一時期は、泡波と並び「幻の泡盛」と言われたという“宮之鶴”。今回、この宮之鶴を製造する仲間酒造とコラボ泡盛を製造しました。 実は仲間酒造さんには2022年頃に一度shimmerのコラボを打診していたのですが、当時は設備の状況等も含め難しいという返答でした。 しかし、2024年にもう一度打診したところ、OKが出たのです。
南島酒販営業からの白鶴錦アイデアが発端
では、なぜ仲間酒造さんに再度打診する企画があったのでしょうか。それは、南島酒販営業のからのアイデアでした。 南島酒販は白鶴酒造株式会社の特約店契約があり、沖縄県内では強いつながりがあります。 そして、白鶴酒造ではオリジナルの酒米「白鶴錦」を生産しています。

白鶴錦について (白鶴酒造公式HP)

そのことを知っていた営業から「白鶴錦を使用した泡盛を作ってみよう」という話が発端でした。 仮に白鶴錦が許可された場合、どこで泡盛を造るかが鍵となりますが、こうした原料米の変更が今までなく、「鶴」という共通点がある銘柄が宮之鶴だったのです。
早速、白鶴酒造さんに白鶴錦の使用について打診しました。結果として、白鶴酒造さんの社内でも検討いただきましたが、製造量の都合等から白鶴錦の供給は難しいという回答でした。 しかし、兵庫県特A地区山田錦であれば供給可能という提案をいただきました。
日本で最も山田錦生産量が多い兵庫県の中でも特A地区といえば、最高品質の山田錦が栽培できる条件が整っている地域で、そこで採れる山田錦は基本的に酒蔵と契約農家間で取引されるため、買おうと思っても買うことが出来ない代物です。
こうして白鶴酒造さんのありがたい提案から特A地区山田錦での泡盛製造が始まりました。
朝5時から浸漬と甑(こしき)を用意
仲間酒造さんに山田錦が搬入され、2024年11月に蒸米〜種付けの作業を行いました。  代表の前花さんは酒造所の運営をほぼ1人で行っており、仲間酒造は県内メーカーで最小と言って良い規模でしょう。蒸米自体は8〜9時頃から始める予定でしたが、仲間酒造の設備は地釜式。
前花さんは朝5時起きで、甑のボイラーとなる釜に火を入れ、山田錦を浸漬していました。
浸漬後、甑(こしき)に山田錦を投入
白鶴酒造さんから頂いたデータも参考にしつつ、浸漬を行い蒸米のため甑に投入していきます。
前花さんも初めて触る山田錦、逐一状態をチェックしながら作業を進めていきます。

バーナーで熱されている釜は甑と接続されており、甑の底面からは蒸気が断続的に上がっていました。
甑に一定量の山田錦を投入すると、最後は表面を慣らしていきます。
最後に甑上部にカバーとなる布を被せていきます。当日は11月と沖縄でも涼しい季節ですが、甑の隣ではバーナーが着火されているため、酒造所の中は30度を超える暑さ。 その中で、米を何キロも人力で移動するという作業です。
蒸米が終わり、種付け工程へ
都度、蒸米中の山田錦の様子を見ながら、2時間ほど経ったところで蒸米が終わりました。米を製麹用の場所に移動する前に、バーナーを消し、地釜と甑を繋いでいたネックを外します。
その後、甑で蒸された米を製麹用の台に移動していきます。仲間酒造さんではプロセッサーを利用して米をバラけさせるようにしています。 しかし、山田錦とはいえやはり、タイ米より粘り気が強いことが気がかりになっていました。
タイ米の場合、プロセッサーを通すとパラパラと砂のような風合いになるそうなのですが、山田錦はところどころでダマになっており、スコップでほぐす作業が発生します。 甑から何度も往復し、100キロ以上の米を移動させつつ、米がダマにならないようタイミングを見ながらほぐしていきます。
ある程度米が積もってくると、底の方にある米が再びダマになってしまいます。 それをほぐすためにも手を入れてかき混ぜていきます。水を吸って重くなり、粘度も高いためワンオペ作業としても重労働でした。
米の状態が程よくなってきたところで米の表面に種麹を散布し、全体によく混ざるよう再び手を入れてかき混ぜていきます。
米全体に種麹が混ぜ合わさったことを確認し、保温のため板を被せていきます。これで製麹の種付け作業は終了となりました。
特A地区山田錦を利用した高度数宮之鶴に
数年前に代替わりをした仲間酒造さん。基本的にワンオペでの酒造所運営をしているため、生産量にも限りがある中ですが、初の高度数一般酒をリリースいただきました。
濾過についても、通常の宮之鶴より可能な限り粗く設定しています。
そして、今回の目玉はなんといっても特A地区山田錦を利用していること。 過去にも別のメーカーで山田錦を利用した泡盛自体はリリースされていますが、特A地区山田錦は泡盛業界で初めてではないでしょうか。
白鶴酒造さんのご厚意で実現できた企画だと思います、ありがとうございました。
こうして生まれた、宮之鶴×高度数×特A地区山田錦の泡盛。ぜひ、ご自宅で味わっていただければ幸いです。
VOICE

仲間酒造株式会社

前花 晋作

伝統製法×最高品質の酒米の新たな可能性
創業以来、仲間酒造ではタイ米を原料とした泡盛づくりを一貫してきましたが、今回は日本米、さらには特A地区産の山田錦を使用するという、初の試みに挑戦しました。
山田錦は酒米として非常に優れていますが、当蔵においては未踏の領域。 粘り気のある米のため、蒸し・麹づくり・仕込みといった各工程で、繊細な仕事が求められました。なかでも麹づくりは想像以上に難しかったです。 タイ米に比べて麹が締まりやすいため、米麹の管理にはきめ細やかな作業と調整が欠かせませんでした。
それでも、蒸留したての原酒はこれまでにない柔らかさと奥行きを持っており、「泡盛でここまで表現できるのか」と、私自身驚かされました。 この宮之鶴が、熟成によってどのように変化していくのか、職人として今から楽しみでなりません。
石垣島の伝統製法と、日本米・山田錦が出会って生まれた、新たな泡盛の可能性をぜひご堪能ください。
TASTING NOTE
Bar Tasting Clubオーナー
儀部 頼人 Yorito Gibu
― 贅を極めし異端児 ―
沖縄は地元愛の精神が他県に比べて強いといいます。出身校ではない高校が甲子園に出場しても、県民一丸となって応援します。 泡盛についても地元の地域で製造されている泡盛を愛飲し、誇りに思っています。
その中でも超小規模ながら地元に愛され、ほとんどが地元で消費され、地域外に出回らない「幻の泡盛」が宮之鶴です。 長年、30度の一般酒のみのリリースでしたが、今回はなんと「究極の酒米」である「特A山田錦」を使用。 醸された原酒を保安濾過で43度というファン待望の度数でリリースされることとなりました。 後にも先にも二度と出ないであろう贅を極めた異端の逸品。さっそくテイスティングしてみたいと思います

【香り】
初めに甕酒様のニュアンス、その後にほのかな梅肉の香り、炒ったお米の様な香ばしい香りも顔を覗かせつつ、中盤以降はパイナップルやマンゴー等の黄色いドライフルーツの甘い香りが楽しめます。 アフターにソルティー感も漂います。

【味わい】
非常に上品で柔らかく舌の上に広がります。このタッチはshimmerシリーズの中でも唯一無二のものです。 アフターもまるで雪解けの様にスーッと消えていきます。しかしながら特筆すべきはアルコール度数が43度しっかりあること 。今回の作品でこんな表現ができるのも特A山田錦のもつ「究極の酒米」としてのポテンシャルでしょうか。 ボディはソルティ。加水すると特A米由来の甘みが出てきます。

今回の作品には泡盛ファン待望の仲間酒造所が参画してくれました。 通常、一つの銘柄しかリリースしていないメーカーが今回のshimmerシリーズでどの様な表現をしてくれるのかとても楽しみでした。 普段の宮之鶴は甘めで親しみやすい酒質ですが、今回は「ソフトなのにハード」というアンビバレントなお酒になりました。 お米が変わるとこんなにも味の表現が変わるのかと、あらためて泡盛の面白さ、奥深さを体験することが出来るでしょう。
DISTILLERY
仲間酒造株式会社
〒907-0243 沖縄県石垣市宮良956 >>MAP
TEL:098-850-1257
WEB:仲間酒造公式サイト
石垣島の市街地の一角にある仲間酒造。沖縄の中でも最も小規模な酒造所で生産量もごくわずかです。床麹法、地釜式蒸留機などの昔ながらの製法を守りながら、少ない人数で酒造りを行っています。
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Version : 2025/02/12-34

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