Vanilla Acerglyn Cask
価格:7,150円(税込)
2025年8月21日発売
PRODUCTS
久米島の久米仙3年古酒 kumejima's kumesen aged 3years
Vanilla Acerglyn Cask
ABV. 42%
容量:720ml
株式会社久米島の久米仙
製造担当者:島袋淳也

企画:古謝 雄基

原料米:伊平屋島産長粒米

蒸米時間:90分

黒麹菌株:河内菌泡盛型黒麹

製麹時間:40時間

汲水歩合:170%

酵母株:泡盛101号酵母

もろみ発酵日数:22日

蒸留器方式:横型間接(常圧)

末垂ALC.濃度:15度

蒸留後ALC.濃度:42度

樽購入元:ANTELOPE株式会社

  

Cask in/out:2024.10.15/2025.6.16

原料米:伊平屋島産長粒米

蒸米時間:90分

黒麹菌株:河内菌泡盛型黒麹

製麹時間:40時間

汲水歩合:170%

酵母株:泡盛101号酵母

もろみ発酵日数:22日

蒸留器方式:横型間接(常圧)

末垂ALC.濃度:15度

蒸留後ALC.濃度:42度

樽購入元:ANTELOPE株式会社

  

Cask in/out:2024.10.15/2025.6.16

STORY
久米島の久米仙、樽貯蔵への挑戦
「久米島の久米仙でも何か出来ないか?」という話が島袋社長からあった旨を当社の大岩社長経由で耳にしました。
ということでまずは、懇意にしている久米島の久米仙の嶺井さんに早速連絡を取ってみたのがきっかけです。
話を聞いてみると樽貯蔵に関するノウハウ・知見を貯めていきたいそう。
では、早速やってみましょうということで、樽を調達するところから始まりました。
メープルシロップ・バニラの組み合わせ
せっかくなら面白い樽が良いよね、ということから以前、神村酒造とコラボして製造した#17の樽を供給したANTELOPEの谷澤さんに連絡。
前に提供していただいたのは蜂蜜がメインのミード樽でしたが、泡盛の古酒香で表現される「メープル」「バニラ」の組み合わせについて聞いてみると、“アサーグリン(https://antelopemeadery.com/products/acerglyn)”というスタイルがあるそう。 メープルシロップを使ったスタイルで、今回は特別にバニラも入れて作ってみましょうかというお話でした。谷澤さんいつもありがとうございます。
滋賀県から久米島へ樽が送付
谷澤さんとそんな話をしてから月日が経ち、アサーグリン樽の納品目処が経ちましたという連絡が。早速、岐阜から久米島に送ってもらいました。
樽の横には今回詰める予定の県産長粒米で製造した3年古酒。早速この原酒を樽に詰めていきます。
漏斗を樽に差し込み、容量を量りながら2人がかりの作業でした。
ちなみに、肝心の樽のポテンシャルというとダボ穴から甘い香りが漂います。
途中、事務所から女性のスタッフさんが訪れましたが、「甘い香りがする」と気づいていました。 さすが、蜂蜜・メープルシロップ・バニラの三位一体です。
そして20分ほどで作業が終わり、栓をします。ここから樽で寝かせつつ、吸光度を調整するためのろ過について検証が始まりました。
樽入れから半年ほど経って
樽入れから半年ほど経ち、久米島での貯蔵状況の連絡がありました。
久米島の久米仙メンバーとリモート会議での打ち合わせです。 何種類かの濾過材を利用し、脱色しつつ香りの強いパターンを探っていく作業です。 複数パターンを製造し、久米島から南島酒販本社に送ってもらいながら、実際のテイスティングも行いました。
最終的に全員一致でベストな結果を選び、今回の製品ではそのパターンを採用しています。
蜂蜜・メープルシロップ・バニラをベースとしたミード樽で貯蔵した泡盛を
「甘い香りがする」と表現される泡盛の古酒ですが、具体的にはメープルシロップやバニラと表現されることも多いです。
今回のshimmerでは実際にメープルシロップ・バニラが入っていたミード樽に貯蔵することを試みました。
また、吸光度調整の技術に関しても取り組み、泡盛品目でのリリースを行います。
原酒は3年古酒とまだまだ瓶熟成の余地もあるため、今後香りも増強していくのか?楽しみな1本に仕上がっています。
VOICE

株式会社久米島の久米仙

島袋淳也

樽貯蔵という新たな挑戦
樽貯蔵初めての試みで酒がどう変化するか不安でした。
20日間隔で香り味の確認し3ヶ月でミード酒特有の香り(甘い香り)、ほのかな甘みも感じられ納得いく原酒が完成、後は脱色で製品化と喜んだ時、香り、味が無くなくなっている事に驚きました。(濾過のし過ぎでした)
濾過の工程で悩んでいるとき、関係者から濾過剤の種類や濾過方法などのアドバイスをいただき2ヶ月の間、濾過剤の組み合わせなど試行錯誤繰り返し香り、味、色のバランスのとれた商品にたどり着きました。
TASTING NOTE
Bar Tasting Clubオーナー
儀部 頼人 Yorito Gibu
ー王者の挑戦ー
今回のshimmerプロジェクトがパートナーシップを組んだのは、泡盛業界の絶対王者「久米島の久米仙」。
まさかのオファー快諾に、泡盛ファンの期待は高まります。しかも今回は日本のミード業界のトップランナーである「アンテロープ」。この二つの「王者」が まさかのコラボチャレンジを行いました。
「正統派」な泡盛しかリリースしてこなかった久米島の久米仙が樽酒、しかもミード樽を使うという大胆な試みに挑戦しました。
shimmerらしい興味をそそらずにはいられないこの「#27 久米島の久米仙3年古酒 バニラアサ―グリンカスク」テイスティングしてみたいと思います。

【香り】
ほのかなオーク樽の香りがふわりと舞い上がった後に、青リンゴが鼻腔を通り抜けます。そこから塩キャラメルのニュアンスが顔を出し、非常に繊細な余韻へと引き継がれます。

【味わい】
口に含んだ瞬間に濃厚なキャラメルの甘みを楽しめます。 そこからオーク樽由来の収れん味、ビターさがアクセントとなり、大人の優雅さに繋がります。一息、空気と混ぜるとパァっと広がる酒精の爽快感が駆け抜けます。
全体を通してフフラットな主張、実に清々しい素性だと理解できるでしょう。切れの良い余韻と相まって食中酒などに最適でしょう。

shimmerはこれまで比較的小規模のメーカーとコラボレーションし、独自の世界観を表現してきました。
今回業界最大手の久米島の久米仙とタッグを組んだのは、これまでのそんな固定観念にはとらわれないということを、shimmerプロジェクトスタッフが表現したかったからではないでしょうか。
「#27 久米島の久米仙3年古酒 バニラアサ―グリンカスク」ぜひお楽しみください。

 

 

DISTILLERY
株式会社久米島の久米仙
〒901-3101 沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157 >>MAP
TEL:098-985-2276
WEB:久米島の久米仙公式サイト
久米島の久米仙は、沖縄本島から離れた久米島にある二つの酒造所の一つです。名水として知られる堂井(ドーガー)と同じ水系を持つ宇江城山の湧き水を使い、酒造りが行われています。 県内最大級の規模を誇る近代的な設備のもと、熟練の職人たちが伝統を守りながら、高品質な泡盛を製造。離島に位置しながらも、県外への出荷量も多く、泡盛メーカーの中でもトップクラスの生産量を誇る酒造所です。
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Version : 2025/02/12-34

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