SEOとは?基礎知識から上位表示のための対策方法まで解説

価格:8,800円(税込)
2023年4月17日発売
PRODUCTS
白百合 shirayuri
黒麹菌サイトイ株仕込
ALC. 44%
容量:720ml
株式会社池原酒造
製造担当者:池原 優

企画:古謝 雄基

原料米:タイ米(酒造組合)

蒸米時間:180分

黒麹菌株:石川種麹店サイトイ株

製麹期間:48時間

汲水歩合:180%

酵母株:101号酵母

もろみ発酵日数:14日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:20.8%

蒸留後ALC.濃度:44.5%

原料米:タイ米(酒造組合)

蒸米時間:180分

黒麹菌株:石川種麹店サイトイ株

製麹期間:48時間

汲水歩合:180%

酵母株:101号酵母

もろみ発酵日数:14日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:20.8%

蒸留後ALC.濃度:44.5%

STORY
白百合イヌイから白百合アワモリ・サイトイへの挑戦
2020年、南島酒販株式会社では池原酒造株式会社(以下、池原酒造)の『白百合イヌイ』のコンペティションへの出品のお手伝いをさせていただきました。 結果として、『白百合イヌイ』はサンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション2021にて最優秀金賞を受賞し、焼酎部門の最高評価をも得るというこれ以上ない評価を残すことが出来ました。
そして、2023年にこの『白百合イヌイ』で世界的評価を獲得した池原酒造で、『白百合イヌイ』同様に黒麹菌の菌株に注目した『白百合アワモリ』『白百合サイトイ』の製造にチャレンジします。


特注した種麹で造られる白百合
現在では多くの酒造メーカーは『もやし屋』と言われる、種麹を育てて販売するお店から種麹を購入しており、泡盛メーカーの大半は沖縄県内で唯一のもやし屋である「石川種麹店」の種麹を利用した泡盛造りを行っています。 石川種麹店が通常のスタンダード品として販売する種麹は、黒麹菌の「アワモリ株」と「サイトイ株」を独自の比率でブレンドしたものであり、泡盛メーカーの希望によってその比率を調整しています。
そして今回は、この『白百合アワモリ』の製造のため、石川種麹店さんの協力を得て、サイトイ株100%の種麹を提供いただいたのです。


実際にサイトイ株の蒸溜を行ってみて
#2の白百合黒麹菌アワモリ株仕込でも触れたようにアワモリ株はクエン酸生成量が低いため、腐造のリスクが有りましたが、 サイトイ株については逆に言えばアワモリ株と異なってクエン酸生成量が多く、製麹の成功率という意味では安心していました。
しかし、実際の蒸溜を行ってみて、サイトイ株とアワモリ株の違いが見えてきました。サイトイ株は、アルコールの歩留まりがアワモリ株と比較して低いのです。 基本的には同時期に同条件で製麹したアワモリ株とサイトイ株ですが、サイトイ株は20%ほどアワモリ株よりも収得が低く、これが製麹における麹菌の特性の違いなのかもしれません。 ただ、ここで単純に「サイトイ株はアルコール収得量が低い」という判断はできません。比較対象が同一条件のアワモリ株だけですので、もしかするとサイトイ株に最適化された条件に変更すると、また結果は変わるのかもしれないのです。
次回は製麹条件に注目し、今回の「shimmer#3 白百合サイトイ」をベースにチューニングされた「shimmer#N 白百合サイトイ」を製造するのも面白いのではないでしょうか。製麹期間とアルコールの収得量、官能評価の関係性も見えてくるものになると思います。


白百合・白百合イヌイ・白百合アワモリ・白百合サイトイを是非
日本全国に多くのファンを抱える池原酒造さん。池原酒造さんのファンは「シラユリスト」と呼ばれ、『白百合』が持つ、独特の個性に魅了されました。 そして、今回shimmerではそんなシラユリストが魅了された池原酒造さんの持つ『白百合』の新たなキャラクターを模索すべく『白百合アワモリ』と『白百合サイトイ』を製造しました。 サイトイ株については先に触れたようにアルコールの収得量が低く、大量生産や安定供給が難しい『白百合』です。
特に造りの期間が近い、白百合・白百合イヌイ・白百合アワモリ・白百合サイトイが市場に流通するのは、まさに惑星の大接近のような、数年に一度の出来事でしょう。 この特別な白百合をお楽しみいただき、是非泡盛の奥深さを堪能ください。本製品は2023年3月以降に数量限定で販売予定となります、是非リリースを楽しみにお待ち下さい。
商品の購入希望のお客様は本ページにてメールアドレスをご登録ください。発売開始時にはご登録いただいたメールアドレス宛に通知を行います。
VOICE

株式会社池原酒造

池原 優

さっぱりとした爽やかさのある味わい
サイトイ菌もまた、初めて単菌で使用するパターンでした。普段使っている黒麹は石川種麹のサイトイ菌とアワモリ菌のブレンドで、そのひとつサイトイだけ使用した泡盛です。 造りは普段と同じです。クエン酸が多くでるのが特徴のサイトイ菌、仕込みは心配なく進みましたが、習得量がどうなるのか?味わいは淡麗になりすぎないか? これもまた新しい白百合が生まれるというワクワクがありました。仕込みは順調に進んでいき、さっぱりとした爽やかさがある味わいに仕上がりました。
TASTING NOTE
Bar Tasting Clubオーナー
儀部 頼人 Gibu Yorito
白百合の歴史に残る四天王
shimmerプロジェクト第2の刺客は、「もっとも個性的な泡盛の蔵」と公式がそうアナウンスする程、個性的な泡盛を世に送り続けている池原酒造です。
そんな池原酒造の泡盛を愛してやまない愛好家たちが「シラユリスト」。その愛称の由来にもなっている代表銘柄が「白百合」。 その白百合の歴史に燦然と輝くであろう、4本の「超個性的」なタレント達が遂にヴェールを脱ぎました。まずは#2白百合アワモリ株、#3白百合サイトイ株のリリースとなります。

テイスティングノート ─白百合サイトイ株─

まず感じるのが「在りし日の泡盛」の郷愁感。 そこからオートミールの穀物感、スモモの様な甘酸っぱいフレーバー、そしてでんぷん糊の様な香りを感じた後に、カスタードクリームやホワイトチョコを思わせる高級感のある甘い香りがこれでもかと押し寄せてきます。 ラストに、切りたてのフレッシュな根野菜や、南の島で造られたことを想像させてくれる潮の香りを感じます。

ひとくち口に含むと、一瞬「あっ甘い」と思った直後に強烈なキレがやってきます。とにかく辛口。しかしながら、よくよく味の密林をかき分けていくと、多種多様なフレーバーが隠れていることを予感させます。 ソルティーさ、ヨードを感じる辺りはまるでアイラモルトの様。この複雑な香気成分は、長期熟成を経るとますます魅力的な泡盛に変化することでしょう。

蒸留直後にもテイスティングしましたが、その時は蒸留時のガス臭が強く、まるでカオスなフレーバー、正直「リリースして大丈夫なのか!?」と思っていました。 蒸留から数か月、その雑多な香りが取れた白百合は見事な泡盛に仕上がっていました。二代目、池原優氏が世に送り出す渾身の四部作をぜひお楽しみ下さい。
DISTILLERY
株式会社池原酒造
〒907-0022 沖縄県石垣市大川175 >>MAP
TEL:0980-82-2230
WEB:https://shirayuri-ikehara.com/
沖縄本島から飛行機で1時間ほどの石垣島。そんな島の住宅街の中で1951年の創業から泡盛を造り続ける酒造所「株式会社池原酒造」
今や「個性的な泡盛」の代名詞となった『白百合』を代表銘柄としつつも、『白百合イヌイ』では2021年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション(SFWSC)で泡盛では初の受賞となる「最優秀賞金賞」を受賞しました。
小規模な酒造所として昔ながらの手造りの泡盛造りを続ける中、クラウドファンディングやファンイベントなど、日本全国に抱える多くのファンとのコミュニケーションも大切にしつつ、様々なチャレンジを行う酒造所です。
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