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価格:8,800円(税込)
2023年5月19日発売
PRODUCTS
白百合イヌイ shirayuri inui
101ハイパー酵母仕込
ALC. 44%
容量:720ml
株式会社池原酒造
製造担当者:池原 優

企画:古謝 雄基

原料米:タイ米(酒造組合)

蒸米時間:180分

黒麹菌株:石川種麹店イヌイ株

製麹期間:49時間

汲水歩合:180%

酵母株:101ハイパー酵母

もろみ発酵日数:14日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:22.8%

蒸留後ALC.濃度:44.7%

原料米:タイ米(酒造組合)

蒸米時間:180分

黒麹菌株:石川種麹店イヌイ株

製麹期間:49時間

汲水歩合:180%

酵母株:101ハイパー酵母

もろみ発酵日数:14日

蒸留器方式:地釜式(常圧)

末垂ALC.濃度:22.8%

蒸留後ALC.濃度:44.7%

STORY
次の新たな『白百合イヌイ』とは?
shimmerシリーズの第1弾である『shimmer#1 常盤 汲水歩合130仕込』が世界三大酒類品評会に数えられる“サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2023(SFWSC2023)”において最優秀金賞を受賞しましたが、2年前のSFWSC2021では池原酒造の『白百合イヌイ』が泡盛として初の最優秀金賞を受賞したのも記憶に新しいでしょう。
そんな『白百合イヌイ』で新たな挑戦をするのであればどうするか、そうした発想からこの商品は生まれました。元々、池原酒造で『白百合イヌイ』を開発した際も、個性的と称される『白百合』を更に個性的な味わいにするために、戦前の黒麹菌であるイヌイ株に注目したそう。 辛口でインパクトのある味わいと華やかでパンチの利いた香りを特徴とする『白百合イヌイ』をより個性的にするために、酵母に注目することにしました。

泡盛101号酵母を親株として生まれた101ハイパー酵母
泡盛造りは戦前において、酒造所ごとに異なる酵母を使用することが一般的でした。しかし、酵母の管理や品質の問題から製造の失敗が多かったそうです。更に、沖縄戦により当時の微生物が多く失われる中、1979年に泡盛1号酵母が誕生し、醸造の安定性が大幅に向上しました。その後、1988年には新里酒造さんで泡盛1号酵母から泡なし酵母である泡盛101号酵母の分離が成功し、より生産効率が高く、風味バランスが良い酵母として現在も多くの酒造所で使用されています。
長らく、泡盛造りにおいて泡盛101号酵母が主に用いられてきましたが、2015年に奈良先端科学技術大学院大学(高木博史教授)、琉球大学(外山博英教授)、および株式会社バイオジェット(塚原正俊代表)が共同で、泡盛の風味を開発するプロジェクトを立ち上げました。 このプロジェクトでは、泡盛101号酵母から新たな酵母を育種・選抜し、より香気成分が増強された“101ハイパー酵母”が開発されました。 この酵母は、「バナナのような香り」と例えられる”酢酸イソアミル”の生成量が泡盛101号酵母と比較して2倍以上増加したものとなります。shimmerチームは、泡盛101号酵母をベースに進化したこの101ハイパー酵母を利用することで、『白百合イヌイ』の個性を損なわずに、泡盛自体も次のステージに進化させることができるのではと考えました。

101ハイパー酵母の酒母造り
池原酒造さんも含め、多くの泡盛メーカーでは泡盛101号酵母が利用されており、泡盛101号酵母は乾燥酵母という、取扱し易い形で流通されています。 今回利用する101ハイパー酵母は乾燥酵母ではないため、池原さんとバイオジェットの塚原さんと一緒に酒母造りから始めました。
まずはタッパーで予め保管された米麹をお湯と一緒にし、混ぜ合わせていきます。
適宜温度計を確認しつつ、一定温度になるようお湯を追加していきます。
ある程度の温度に落ち着いたら、ここで酵母を投入。
酵母がよく混ざるように撹拌を行います。
こうして用意した酒母を一定期間保管し、仕込みに利用していきました。

池原酒造初の酵母を変えた”白百合”
池原酒造さん造る“白百合”は、今までも「ミドルカット」「チョコレート専用」といった趣向を変えたものがリリースされていました。そんな池原酒造さんでも「酵母」を変える取り組みは初めてだったそうです。 「個性的」と言われる白百合が、正当進化した酵母を利用したらどうなるか?ぜひお楽しみください。
VOICE

株式会社池原酒造

池原 優

池原酒造の蔵が醸し出すイヌイ菌を使った、至高の泡盛
池原酒造では元々イヌイ菌を使用した『Shirayuri Inui44』を作っていて、101H酵母をイヌイに合わせてみるご提案があった時はとても楽しみな組み合わせでした。
なんと言っても池原酒造の蔵で作り出すイヌイ菌を用いた泡盛は、本当に甘みが強く、高級感が溢れていて古酒にも負けない風味が特長です。そこに101H酵母を使用するとどうなるのだろう。本当に楽しみな組み合わせの商品です。
製造過程では、もろみから香る、菌と酵母の香りは、出来上がりの味が想像できるほど、はっきりとしたものでした。蒸留の過程で初留が出る前の吹き始めの香りはとても甘く、香ばしく、素晴らしい状態で仕上がりました。
池原酒造の蔵が醸し出すイヌイ菌を使った、至高の泡盛「イヌイ×101H」、shimmer♯4 白百合イヌイ 101ハイパー酵母仕込をどうぞ、ご堪能ください。
TASTING NOTE
Bar Tasting Clubオーナー
儀部 頼人 Gibu Yorito
アンビバレントな酒質を見事に統一する一体感
まず初めに栗饅頭、白あんの様な芳醇な甘い香りが溢れます。その後に麹そのものの香りやほうじ茶、黄色い花を思わせる香りが顔をのぞかせます。 開いてくると焼いた長ネギ、チェルシーのバタースカッチ、そして清々しい菊の花の香りが駆け抜けます。しかし奥底には白百合のDNAを感じます。

口に含むと、伸びのある舌触りから、次の瞬間に「甘い」の第一印象を持つでしょう。 その後に塩気を伴ったボディーを目の当たりにした後、鮮烈なキレを体験することができます。 甘いのにキレがあるという、アンビバレントな酒質を見事に統一する一体感があります。 上記の様な酒質なので、ストレートで飲んでも飲み飽きず、ついつい飲み過ぎてしまう事があるかもしれません。
DISTILLERY
株式会社池原酒造
〒907-0022 沖縄県石垣市大川175 >>MAP
TEL:0980-82-2230
WEB:https://shirayuri-ikehara.com/
沖縄本島から飛行機で1時間ほどの石垣島。そんな島の住宅街の中で1951年の創業から泡盛を造り続ける酒造所「株式会社池原酒造」
今や「個性的な泡盛」の代名詞となった『白百合』を代表銘柄としつつも、『白百合イヌイ』では2021年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション(SFWSC)で泡盛では初の受賞となる「最優秀賞金賞」を受賞しました。
小規模な酒造所として昔ながらの手造りの泡盛造りを続ける中、クラウドファンディングやファンイベントなど、日本全国に抱える多くのファンとのコミュニケーションも大切にしつつ、様々なチャレンジを行う酒造所です。
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