国内外数々のコンペティションで、最高金賞を受賞
shimmerシリーズの第一弾として伊是名酒造所の協力を得て誕生した『shimmer#1 常盤 汲水歩合130%仕込』が「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)2023」において最高金賞となるダブルゴールド、 「東京ウイスキー&スピリッツ・コンペティション(TWSC)2023」でも金賞を受賞。 また、伊是名酒造所の人気銘柄のひとつ『金丸』がTWSC 2023年にて最高金賞、 2022年には『尚円の里』が最高金賞を受賞しました。 伊是名酒造所は、確かな技術が評価されているメーカーなのです。
『shimmer#8 菊之露』の発表を受け、製造を決意した『shimmer#13 尚円の里』
数々の賞を受賞する伊是名酒造所において、一人で泡盛の製造を行うのが、製造責任者の仲田詢弥氏です。 彼は東京農業大学醸造科学科を卒業後、清酒蔵に勤め、数年前から実家である伊是名酒造所にて泡盛の製造に取り組んでいます。 伊是名酒造所は、これまでに濾過をしない「無濾過」の泡盛を販売した事はありませんでしたが、今回『shimmer#13』にて「無濾過」に挑戦することが決まりました。 それは、菊之露酒造株式会社が初めて取り組んだ『shimmer#8 菊之露 保安濾過仕上』の影響がありました。
『菊之露ブラウン』の原酒となる蒸留直後の泡盛を、濾過をせずほぼ出来立ての状態で仕上げた『shimmer#8 菊之露』の完成を受け、 仲田氏より当社に「これまでは在庫の問題などもあり、販売した事のなかった無濾過の酒を造り、ユーザーの反応を聞いてみたい」と相談を受けました。 伊是名酒造所は、濾過技術が確立されて以降、「無濾過」の泡盛を何十年も製品化したことがなく、これからも予定がないということでしたが、今回のご縁で、伊是名酒造所初の“無濾過”の泡盛が生まれることを非常に嬉しく思いました。
年に1度しか出来ない『尚円の里』をshimmerのために特注でカスタマイズ
今回のshimmer#13を企画するにあたり、通常の『尚円の里』との差別化を図るために、①できる限り高度数、②全ての原料に伊是名島産ひとめぼれ『尚円の里』を使用、③保安濾過ではなく無濾過 の3点をポイントとしました。
まず1点目の「できる限り高度数」は、通常の『尚円の里』は30度に加水し販売されているのに対し、shimmer#13は、伊是名酒造所の免許で出すことができる最大度数44度での酒質で設計することにしました。 ここで注目すべきは割り水をして「30度の泡盛」と「44度の泡盛」は最終的な味わい等を含めた着地点(度数)が異なるため、原酒の設計から異なります。その意味でも、このshimmer#13は造りから既存の『尚円の里』とは違った製造を行っているのです。
まず1点目の「できる限り高度数」は、通常の『尚円の里』は30度に加水し販売されているのに対し、shimmer#13は、伊是名酒造所の免許で出すことができる最大度数44度での酒質で設計することにしました。 ここで注目すべきは割り水をして「30度の泡盛」と「44度の泡盛」は最終的な味わい等を含めた着地点(度数)が異なるため、原酒の設計から異なります。その意味でも、このshimmer#13は造りから既存の『尚円の里』とは違った製造を行っているのです。
麹米は石川種麹店に特注で依頼、完全テロワールの泡盛を作り上げる
2点目に、「全ての原料に伊是名島産ひとめぼれ(尚円の里)を使用」ということが挙げられます。 普段は国産玄米で種麹を製造している石川種麹店様に、無理を言って伊是名島産ひとめぼれ(尚円の里)使用の種麹を特注で製造していただきました。 「伊是名島で作られたお米と伊是名島の水を使い、伊是名島の酒造所が泡盛を製造する」“完全なる伊是名島産泡盛”を目指して、この特注種麹を製造し使用したのです。 麹米・原料米、全てを同一国産米で合わせた泡盛は2023年9月時点で公開されている情報では他に確認できず、このshimmer#13が最初になると考えられます。
保安濾過ではなく無濾過、少量だからこそ掛けられた手間
そして、最後のポイントは「保安濾過ではなく無濾過」です。 菊之露酒造で行ったshimmer#8は蒸留後の泡盛を瓶詰めする際に、メーカーとして最低限の濾過を掛けた「保安濾過」でした。 ただ、今回のshimmer#13ではフィルター無しの「無濾過」となります。 そのため、shimmer#13の作業時は工場内を閉めきり人の出入りをなくし、なるべく無風の状態で作業、徹底して道具を洗浄・管理し異物の混入を防ぎ、瓶詰後に目検でチェックを行うという手間を掛けたのです。 これもshimmerで限定300本製造という小ロットだからこそ特別に対応いただいた点です。
これまでもなく、これからも無いであろう伊是名ファン必携の泡盛
『尚円の里』は、基本的に1年に少量の製造となる非常に希少性の高い泡盛です。 その『尚円の里』をここまで振れた独自のカスタマイズで販売するのは、まさに今までになく、これからも出ることの無い、まさに価値のある製品になります。
これまでに伊是名酒造所の泡盛を飲んだ事のないお客様、そして愛飲して頂いている伊是名酒造所ファンのお客様も是非、この機会に『shimmer#13 尚円の里 県産麹米無濾過仕上』をご期待ください。
これまでに伊是名酒造所の泡盛を飲んだ事のないお客様、そして愛飲して頂いている伊是名酒造所ファンのお客様も是非、この機会に『shimmer#13 尚円の里 県産麹米無濾過仕上』をご期待ください。