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沖縄の泡盛といえば様々な銘柄があり、何を飲んでよいのかわからないことも多くあると思います。そこで、地元沖縄の酒販店である南島酒販株式会社に関係する酒類のエキスパート陣から、それぞれ20本づつオススメの泡盛を紹介いたします。

ソムリエ、利酒師、泡盛マイスター、泡盛ブランド責任者、古酒専門バーオーナー等がチョイスする泡盛100選がココに!この記事を読めば、どんな泡盛を選べば良いか丸わかり!

泡盛マイスター 呉我春実が選ぶオススメの泡盛20本

<プロフィール>

南島酒販株式会社入社8年目。沖縄県内向けの営業を担当しており、泡盛以外にも幅広い酒類を扱う。個人的に好きなお酒はアルコール度数が高いハードリカー全般。 オススメの泡盛メーカーは松藤。

1.松藤『松藤 25度』

松藤25度

 古酒をブレンドした泡盛で、口当たりの柔らかさ、優しい甘さが特徴です。度数も25度なのでロックでもスイスイ飲み進められると思います。まずは初心者にはこちらをお勧めしたいですね。

商品はこちら>>松藤『松藤 25度』

2.瑞泉酒造『瑞泉King crown 10年古酒 30度』

瑞泉King crown 10年古酒 30度

古酒の深みもありながら、力強さも感じられる泡盛です。10年古酒ながらもリーズナブルな価格帯なので泡盛を飲み慣れた方に挑戦してほしいですね。

商品はこちら>>瑞泉酒造『瑞泉King crown 10年古酒 30度』

3.米島酒造『尚YONESHIMA 40度』

尚YONESHIMA 40度

3回蒸留製法で作られた泡盛「尚」シリーズの一つ。ジャムを思わせるような香りと力強さの中に甘さを感じる泡盛です。ロックはもちろん、炭酸割りやカクテルベースにも利用できると思います。

商品はこちら>>米島酒造『尚YONESHIMA 40度』

4.瑞穂酒造『首里天パック 25度』

首里天パック 25度

度数25度の泡盛「首里天」のパックです。泡盛らしさを残しながらクセを抑えたまろやかな味わいが特徴ですね。ロックや普段のみにおすすめです。

商品はこちら>>瑞穂酒造『首里天パック 25度』

5.神村酒造『琥珀伝説 暖流11年古酒 35度』

琥珀伝説 暖流11年古酒

オーク樽熟成の古酒をベースにステンレスタンク貯蔵の古酒をブレンド。なめらかな口当たりとふんわりとした甘さ、鼻から抜ける樽香を感じられる泡盛です。泡盛ユーザーだけでなく、普段ウイスキーを飲まれる方にもお勧めしたいですね。

商品はこちら>>神村酒造『琥珀伝説 暖流11年古酒 35度』

6.八重泉酒造『島うらら 25度』

島うらら 25度

石垣島産の米で作った泡盛。ふわりとした米の甘い香り、すっきりとした甘さが特徴です。炭酸割りや水割りで食中酒としても楽しめるため、泡盛初心者の方にぜひ飲んで欲しいです。

商品はこちら>>八重泉酒造『島うらら 25度』

7.瑞泉酒造『migaki8年古酒 12度』

migaki8年古酒 12度

磨いた米を使った香り・味ともに雑味が少なくシャープな泡盛。12度なのでしっかり冷やしてストレートでの飲用がオススメです。普段日本酒を飲まれる方などいかがでしょうか?

商品はこちら>>瑞泉酒造『migaki8年古酒 12度』

8.池間酒造『ニコニコ太郎パック 30度』

ニコニコ太郎パック 30度

30度泡盛のパック。爽やかな米の香りと口当たり良さ・柔らかい甘さが特徴の泡盛です。水割りでの普段のみにお勧めしますが、個人的には大学時代にコーヒー割りでお世話になった思い出があります。

商品はこちら>>池間酒造『ニコニコ太郎パック 30度』

9.沖縄県酒造協同組合『紺碧5年古酒 25度』

紺碧5年古酒 25度

スムースな口当たりとまろやかで優しい甘さ、すっきりとした米の甘い香りが特徴の泡盛。ロックや水割りがオススメなので、初心者はもちろんですが泡盛を飲み慣れた方にも飲んでいただきたいです。

商品はこちら>>沖縄県酒造協同組合『紺碧5年古酒 25度』

10.久米島の久米仙『久米島の久米仙 ホワイト12年古酒 35度』

久米島の久米仙12年

熟した梅を思わせるような芳醇な甘い香りととろりとした舌触り、やわらかくもしっかりと甘さが感じられる泡盛です。ストレートでゆったり・炭酸割りでスッキリと好みに合わせて楽しめるため、ワンランク上の泡盛を楽しみたい方や贈答用としてもおすすめできる一本です。

商品はこちら>>久米島の久米仙『久米島の久米仙 ホワイト12年古酒 35度』

11.忠孝酒造『夢航海パック 30度』

夢航海パック 30度

伝統的なシー汁浸漬法と独自の四日麹製法で作られた減圧蒸留泡盛のパック製品です。青りんごのようなフレッシュな香りと米の甘さ、スッキリとした口当たりが特徴。炭酸割りでの普段のみにいかがでしょうか?

商品はこちら>>忠孝酒造『夢航海パック 30度』

12.請福酒造『直火請福パック 30度』

直火請福パック 30度

昔ながらの直火釜蒸留法で作られた泡盛のパック製品です。ナッツのような香ばしい香り、力強い口当たりと米の甘さを感じられます。水割りだけではなく、香ばしい香りを活かした炭酸割りもおすすめです。

商品はこちら>>請福酒造『直火請福パック 30度』

13.沖之光酒造『沖之光プレミアム 30度』

沖之光プレミアム 30度

優しい米の香りと甘さを感じられる泡盛。口当たりがとても柔らかいため、ストレートやロックがオススメ。泡盛を飲み慣れてきた方にオススメです。

商品はこちら>>沖之光酒造『沖之光プレミアム 30度』

14.菊之露酒造『菊之露akariパック 25度』

菊之露akariパック 25度

減圧蒸留とこだわりの濾過製法を使用した25度泡盛のパックです。クリアな味わいが特徴で炭酸割りはもちろんジュース等で割っても楽しめること間違いなし。パーティーシーンや泡盛初心者の方にお勧めしたい銘柄です。

商品はこちら>>菊之露酒造『菊之露akariパック 25度』

15.ヘリオス酒造『くら 三年熟成古酒 25度』

ホワイトオークを用いた樫樽で熟成させた泡盛。ふわりと樽の甘い香り、優しい米の甘さを感じられます。度数も低めなので泡盛初心者の方にお勧め、炭酸で割ると一層香りを楽しむことができます。

商品はこちら>>ヘリオス酒造『くら 三年熟成古酒 25度』

16.比嘉酒造『ZANPA 島バナナ酵母 25度』 

zanpa 島バナナ酵母 25度

島バナナ酵母を使用した泡盛で、すっきりとした口当たりとほのかな米の甘さ、鼻から抜ける香りはふわりとバナナを感じられます。この泡盛のすっきり感と香りを楽しめる炭酸割りがオススメです。

商品はこちら>>比嘉酒造『ZANPA 島バナナ酵母 25度』

17.石川酒造場『甕仕込5年 43度』

甕仕込5年 43度

伝統的な甕仕込み製法を用いた泡盛。空気に触れることで芳醇な甘い香りが少しづつ広がります。変化していく香りを楽しめるストレートやロックがオススメの泡盛です。

商品はこちら>>石川酒造場『甕仕込5年 43度』

18.松藤『赤の松藤パック 30度』

赤の松藤パック 30度

黒糖酵母と三日麹を用いてつくられた30度泡盛のパック製品。豊かな米の香りとしっかりとした口当たり、穏やかな甘さが特徴です。ロックはもちろんビールで割るとコクが増し面白い表情を見せます。

商品はこちら>>松藤『赤の松藤パック 30度』

19.まさひろ酒造『尚MASAHIRO 40度』 

尚MASAHIRO 40度

3回蒸留製法でつくられた「尚」の一つ。ヨーグルトを思わせるような香りとクリーミーな甘さが特徴の泡盛です。ロックや炭酸割りがおすすめですが、カクテルベースでも活躍すると思います。

商品はこちら>>まさひろ酒造『尚MASAHIRO 40度』

20.菊之露酒造『shimmer#8 菊之露 保安濾過仕上 44度』

shimmer#8 菊之露 保安濾過仕上 44度

『菊之露』の素となる泡盛がこちら。通常行う濾過や貯蔵期間を極限まで減らしているため、香り、味ともに荒々しいのが特徴です。時間経過での泡盛の変化を楽しむことができる一品なのでマニア向けですが、ご自宅の仕次ぎ用泡盛としてもオススメです。

 商品はこちら>>菊之露酒造『shimmer#8 菊之露 保安濾過仕上』

まとめ

今回私が選んだ泡盛は普段泡盛を飲んでいる方のみならず、日本酒派、ビール党、お酒初心者などの様々な方にお勧めできる泡盛となっています。

初めての泡盛、普段飲みの泡盛、仲間とワイワイ、一人でゆったりとなどシーンに合わせての飲み方の提案や、お勧め泡盛もセレクトしていますので、泡盛をそれぞれにあったスタイルで楽しんでいただくきっかけになればと思います。

 

ソムリエ・焼酎利酒師・日本酒利酒師 田原宏章が選ぶオススメの泡盛20本

<プロフィール>

清酒メーカーの福光屋や三菱食品の商品部長を経て、2019年に南島酒販の執行役員に着任。ソムリエ資格や焼酎利酒師・日本酒利酒師を所持し、甘酒や清酒、ワイン、ビールなど様々な酒類の開発に携わる。

 

1.やんばる酒造『MARUTA 30度』

NHKの朝ドラちむどんどんの舞台となった沖縄本島北部のやんばる国定公園に隣接するやんばる酒造のお酒です。ちむどんどん放映の年貯蔵の20年12年6年の古酒を半分新酒を半分の割合で絶妙にブレンドした古酒ブレンド泡盛。

名前のMARUTAは地元で愛されていた「まるた」を海外発信も見据えローマ字表記に変更。このブレンド技術を持って翌年度泡盛品評会の最高賞である県知事賞を受賞。杜氏の池原文子さんは同年に2022年泡盛ブレンダーオブザイヤーに選ばれました。軽やかで飲みやすさもある中エイジングの一番良いところ引き出す泡盛ブレンドはやんばる酒造にとってもチャレンジでありましたがその記念すべき泡盛がMARUTAであり長年やんばるのお酒を飲み続けてきた地元の愛飲家からも多くの賞賛の声をいただくことになりました。この価格で飲めるなんてという声を多くいただいています。

 商品はこちら>>やんばる酒造『MARUTA 30度』

 

2.忠孝酒造『よっかこうじ 43度』

海外のバーサプライヤーに好まれる泡盛。理由は度数43度であること。価格が手ごろであることの2点です。アメリカやヨーロッパのバイヤーと会話しても答えはその2点だけ。逆を言うとそのニーズを満たしてくれる泡盛が数少なくその存在も知られていないということです。これは泡盛にとって大きな示唆であると考えています。よっかこうじは通常の倍4日間(96時間)かけて麹を作り、麹のハゼ込みを促すために黒麹菌が胞子を出さないように管理します。(胞子はハゼ込みの阻害要因)岩泡も白くなります。

その結果フルーティーで華やかな香り、滑らかな甘みを感じる味わいを生み出しており、癖や個性を前面に押し出してくる泡盛ではありません。カクテルのベースに合わせ易い甘みを感じる泡盛といえます。このニーズは確実に存在するので確実にとらえて必要なところに提供できるよっかこうじは貴重な泡盛です。

商品はこちら>>忠孝酒造『よっかこうじ 43度』

 

3.伊是名酒造所『金丸10年古酒 35度』

伊是名酒造と親しいという忖度を抜きにしてこの酒は秀逸だと思った。初めて口にしたのは泡盛を飲まないという知人の頂き物だったが、10年物で価格も決して安くはない酒だが、期待を裏切らない銘酒である。伊是名の酒にある独特の深みと切れのある飲み口。仕込み水、麹のハゼ込み具合、黒麹の胞子を飛ばさないので岩泡はグレー、発酵の見極め、泡盛メーカーとその所作も少し違うなと感じたが仲田杜氏が日本酒メーカーで研鑽を積まれてきたことが礎だとわかると納得がいく。

伊是名島は本当に美しい島で、ごみが見当たらないほど島の美化に力を入れている。本島北部からフェリーで50分程なので是非訪れてほしい。風土が人を育み人が酒を育む。伊是名の酒は島の風土そのもの。温かくふわりと包む味わい。吹き抜ける島風の爽やかさ。水割りもうまいが常温より少し冷やしめくらいが旨い。島の心を味わってみよう。

商品はこちら>>伊是名酒造所『金丸10年古酒 35度』

 

4.仲間酒造『宮之鶴 30度』

宮之鶴はその極めて少ない製造量から殆ど市場に出回らない泡盛と言われてきた。地元の酒と言われ地名の宮良から宮を取り千年続く酒として鶴を冠したブランド名を担っていいると聞く。造り手の前花さんは製造記録を細かく残し繊細かつ高い再現性を求めている。子煩悩な彼は泡盛を子供のように育んでいるのだろう。

石垣島の幻の酒ともいわれているが、前花さんはチャレンジ精神の強い造り手であり、宮之鶴を愛飲する地元の方々への供給を優先している。ある時供給が少なくなりお伺いしたところ機械をオーバーホールする資材が台風で遅れに遅れてしまったとのこと。でも前花さんは蔵を手直しする考える時間が取れて良かったと泰然としていた。宮之鶴は造り手の心を反映した大らかな酒とも言える。急がず慌てずでもしっかりと未来を見据えて良い原酒が出来たときにストックしていく。石垣島のドン・ペリニオンかもしれない。

商品はこちら>>仲間酒造『宮之鶴 30度』

 

5.石川酒造場『玉友 甕仕込11年古酒 2023』

石川酒造場は初代マスターオブブレンダーの石川由美子さんを有する会社として有名です。また沖縄で甕貯蔵をする会社はあるものの沖縄唯一の「甕仕込み」の蔵元です。甕仕込みは非常に手間がかかる上に製造量も多くないのですが2023年物は石川酒造所に貯蔵されている古酒から相性のいい3つの古酒を選定し11年19年と26年をヴァティングして、それぞれの長所を引き立て熟成の甘い風味を醸し出す古酒に仕上げています。最低年数が11年なので11年表記ですが所謂お買い得。甕仕込みの味わいが好きな愛好家にはたまらない逸品に仕上がっています。年数の高い貯蔵酒も合わせているのでアルコール度数は37度。

豆腐ようがなくてもチーズはおすすめ、ゴルゴンゾーラのようなブルーチーズを春巻きにしたり、椎茸と合わせて天ぷらに。ハードタイプのミモレットもからすみのような味わいで古酒によく合います。

商品はこちら>>石川酒造場『玉友 甕仕込11年古酒 2003』

 

6.八重泉酒造『黒真珠 43度』

沖縄県国税局鑑評会で優等賞・県知事賞を受賞常連とも言えるこの泡盛は石垣島の至宝と思える味わいです。老麹で仕込んだもろみを八重山に残る伝統的な直火釜で蒸留。粗濾過仕上げで泡盛本来の旨味があり、口に含むと香とともにふくらみを感じるそんな泡盛です。私が最初にこの泡盛を飲んだ時、粗濾過なのにスッとした喉越しがあり、度数の高さを感じさせないこの泡盛の魅力に取り憑かれました。

標高525mの於茂岳の中腹から湧き出ているナンガーラの水で仕込まれているためその特性が出ているのではないかと思っている。イカの塩辛やじゃがバターが合うと言われるが、おでんと出汁の相性が良い。八重山そば食べながら飲むと美味いんだという方はおそらくこの出汁の魅力を強く感じているのではないかと思えます。質の高い泡盛ですが日常の食べ物にその美味しさを感じれるのは最高の泡盛の一つではないかと思う。

商品はこちら>>八重泉酒造『黒真珠 43度』

 

7.比嘉酒造『残波プレミアム5年古酒 35度』

2014年から2019年の6年連続モンドセレクション金賞受賞。造りの継続性を評価するこの賞が示す通り残波の高いクウォリティーを垣間見ることが出来ます。2020年は連続受賞から優秀品質最高金賞となりインターナショナル・ハイクオリティー・トロフィーを受賞しています。残波といえば減圧蒸留でも名を馳せた蔵ですが、常圧蒸留の甕貯蔵古酒100%の5年古酒です。

何故35度なのかと思われる方も多いと思いますが、ベストな状態で品質維持しその特徴を際立たせるベストな度数なのだろうと思っています。甕貯蔵なので土由来のテロワールを感じさせ、チーズや燻製、蜂蜜や山椒を効かせた鰻料理、抹茶塩でいただく天ぷらなど美味しく頂けます。生姜の天ぷらも良いですね。胡椒の効いた手羽先など、色々な組み合わせがありそうですね。私的にはビターチョコレート口に含みつつ、ちょっと一杯がお勧めのスタイル。

商品はこちら>>比嘉酒造『残波プレミアム5年古酒 35度』

 

8.宮里酒造所『春雨ST 25度』

自然界には多くの「ゆらぎ」が溢れています私達の心臓の音、ろうそくの炎の揺れ、波の感覚、雨音。いずれも一定のようで実は予測できない不規則なゆらぎがあります。春雨はそのゆらぎを感じられる泡盛です。春雨ST(スタンダード)、その商品設計、基本コンセプトは春雨の基本という線上にあります。春雨は水割りであっても炭酸割りであっても「氷を入れては飲まない」を基本コンセプトに設計されています。

氷でグラスを冷やして、一旦氷を捨て、炭酸割りの場合は、冷たく冷やした弱炭酸を注いでからグラスの淵に沿ってビールの様に春雨STを注ぐ。注いでからはステアしないことを基本とします。グラスの中の泡盛にはゆらぎが生まれこの揺らぎこそが春雨の真骨頂なのです。割合は1:1でも3:7でも2:8でも旨い。度数が高いから美味しいという概念を突き破る商品設計になっています。極上の揺らぎを体感してみてください。

商品はこちら>>宮里酒造所『春雨ST 25度』

 

9.宮里酒造所『春雨ゴールド 30度』

2023年の酒屋が選ぶ焼酎大賞で優秀賞を受賞し、居酒屋さんが取り扱いたい泡盛No.1となったが、1升瓶のみの製造であり、各方面から小容量容器の販売が懇願されていた。今回600ml瓶(3号瓶)を販売することになり、居酒屋さんにとって朗報です。業務用の少容量はこのサイズのみ。春雨ゴールドは熟成感のある味わいをより深め代表銘柄である「カリー」よりも更に飲みごたえのある雑味のない濃醇な酒質に仕上げられています。上品なバニラと例えられる甘い香り。業務用に特化した一般酒なのに古酒にも似たなめらかな喉越しがその魅力です。

「熟成を重ね無くてもいい酒は出来る」との蔵元の思いの詰まった2年熟成酒。この蔵の5年古酒をイメージして仕込まれた熟成感。深い旨味とコクを持った泡盛の傑作との声も聞きます。冷やしたグラスに冷えたゴールドをビールの様に注ぐ時、春雨ゴールドのゆらぎの音が聞えてきませんか。

商品はこちら>>宮里酒造所『春雨ゴールド 30度』

 

10.池間酒造『瑞光12年 40度』

宮古島の池間酒造には、瑞光と低温醗酵で泡盛臭さを抑えた太郎の二つのブランドがあり人気があります。おすすめなのが10年以上の古酒ブランドである瑞光です。宮古島は沖縄で最もハードな硬水の島。逆にミネラル分も豊富。キレのある硬水の酒を低温発酵で醸す古酒に最適な造りが池間酒造の銘酒『瑞光』を生み出しているのだと実感できる。島酒の数々のイベントでも瑞光は高い評価を得ている。どうして40度なのかずっと考えているが、この年の最適な度数なのか欠減の関係かとも考えることしきりだが、40度という度数がこのお酒にベストマッチだと考えることにした。

宮古島北部は伊良部の漁港もあり、このお酒は魚料理や焼き物系の料理の味を引き立てるお酒である。味わいのバランスも良く宮古島の風習「オトーリ」で車座になって飲み続けられる飲み飽きしない銘酒なのだと感じる。

商品はこちら>>池間酒造『瑞光12年古酒 40度』

 

11.瑞泉酒造『おもろ10年古酒 43度』

2021年泡盛ブレンダーズイヤーを受賞した名手、伊藝壱明さんが醸している銘酒『瑞泉』。2017年ドイツで開催されたインターナショナル・スピリッツ・アワード(ISC)で金賞を受賞するなど国際的にも評価の高いお酒です。甕貯蔵の10年古酒でまろやかで長い余韻を感じます。沖縄の泡盛同好会でも会員が好んで口にする人気酒で、泡盛の古酒好きな愛好家は、こういうこなれたスムースな味わいが好きだと想像させる。ガツンと来るなら男酒のKingを選ぶでしょうが、おもろは芳醇な甕の香りとバニラ香りが見事に調和しています。

瑞泉の甕貯蔵泡盛は「牛肉にあう焼酎部門」で受賞したこともあり、焼肉や地鶏なども合わせてみると美味しくいただけます。ゴマの香り高い天ぷらを抹茶塩でつまみにして一杯というのもオツです。甕は土の性質を生むのでキノコや野菜系の料理も美味しくいただけます。

商品はこちら>>瑞泉酒造『おもろ10年古酒 43度』

 

12.松藤『赤の松藤 30度』

小生、3日麹とか好きなのですが、赤の松藤はお勧めの1本です。旧社名の崎山酒造廠とは何ともレトロな社名だと思われ方もおありだろうが1946年(昭和21年)に首里に100程あった蔵が終戦で燃え尽き、戦後県内で造られた五つの官営酒造廠(しょう)として当時首里に創業。現在の地に移って泡盛造りに心血を注ぐ今も悔しくも悲しい戦後の歴史に立ち向かってきた魂を忘れさせない企業名である。泡盛最盛期の頃、沖縄の地で始めて訪問した忘れられない蔵でもある。

東京農大出身の経営者らしく小川先生の花酵母にも関与が深く、黒糖酵母と3日麹の醸し出す赤の松藤をお勧めしたい。崎山さんは麹へのハゼ込みを大切にしているため黒麹の胞子の発生を抑え通常より1日多い3日麹を作り、仕込みをしている。当然岩泡は白。低温発酵で醸し、蒸留の時を待つ。種麹屋さんも同級生、奥様も研究者、計り知れない泡盛の追究者夫妻に幸あれ。

商品はこちら>>松藤『赤の松藤 30度』

 

13.今帰仁酒造『千年の響 43度』

樫樽貯蔵の長期熟成泡盛として有名。洋酒のような味わいと評されるが、華やかで樫樽貯蔵によるコク、まろやかさがり極めてスムースな味わいの泡盛で多くのファンを持つ。ブランデーにも似たその深い味わいは、ロックがオススメ。

食後のお酒としてポジショニングがあるものの、食中酒として飲む場合は水割りがおすすめ、炭酸割は微炭酸に限る。洋酒的なイメージの『千年の響』ですが、寿司や刺身、天ぷら等和食のベストパートナー。先ずは一杯飲んでみなはれ。

商品はこちら>>今帰仁酒造『千年の響 43度』

 

14.請福酒造『直火請福 30度』

泡盛に通じた人でないと蔵元名を何と読むのという声を耳にする。石垣島の名門蔵である石垣島の伝統の直火窯を持っているので直火請福がおすすめ。かつてウィスキー造りの主流であった直火窯。日本ではニッカウィスキーを想起する人も多いだろう。簡単に言うと高温加熱により新しい香りの成分が生まれ香ばしく力強いフルボディーの原酒が生まれる。確りとした旨味や高く香る香ばしさ。火加減が難しく手間がかかるといわれるがこの美味しさにはかなわない。

沖縄には島ラッキョウの天ぷらがあるが、なんとも相性が良い。直火による香ばしさとテイストが焼き物、揚げ物の味覚を引き上げる。石垣島は5月~9月にかけてカツオ漁の最盛期を迎えるがカツオのたたきもよく合う料理の一つである。直火の請福、価格も手ごろで毎日の晩酌に良いお酒として是非お勧めしたい。脂の乗った石垣牛のハンバーグなど美味しくいただける。

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15.池原酒造『白百合イヌイ 44度』

泡盛マニアには堪らない白百合イヌイ菌仕込み。戦前の泡盛製造に使われていた伝統の黒麹イヌイ菌で仕込み、手間をかけた粗濾過仕上げの力強くパワフルな泡盛です。2020年頃クラウドファンディングで立ち上げ当時7,000円台でしたが、世界最大の出品数をを誇るサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2021(SFWSC)において泡盛部門最高金賞(ダブルゴールド)とベストオブクラス(焼酎部門)のダブル受賞という快挙を果たしました。同時により多くの人に味わって貰うため製品化にあたりお求めやすい価格にしています。

その最大の特徴はオイリーな濃厚さの背後に酸のきいた爽やかさが確りとした骨格をつくり凛とした泡盛に仕上がっていることです。ジビエ料理や香辛料の効いた料理にも負けないそのパワフルさを絶賛。骨格を作る酸を感じられれば泡盛のプロ。炭酸割にもよく合うので憎いお酒です。

商品はこちら>>池原酒造『白百合イヌイ 44度』

 

16.米島酒造『美ら蛍 30度』

久米島の米島酒造の泡盛。販売店が限定しているため沖縄のどこでも買えるお酒ではありませんが、軽やかで干し柿のような甘い香りやかすかなミント香があります。酒造所近くが久米島蛍の生息地で名前の由来となっています。米島酒造の玄関には宮崎駿さんのサインがあり宮崎駿さんとも関わりのある久米島は海洋深層水を使用した「あたらない牡蠣」の完全陸上養殖地でもあり、久米島ブランド車エビ養殖にも海洋深層水を活用。自然を活かし自然を育む島として有名です。

米島酒造の泡盛製造の最大の特徴は蒸留器のスワンネックの傾斜とラインアームの形状にあり、撮影不可で社外秘。試行錯誤を繰り返し到達した米島酒造の泡盛造り、清酒酵母やワイン酵母などの試作も重ね、泡盛愛飲家の心をとらえて離しません。美ら蛍にはアペリティフを楽しむ魅力もあり、心洗われて自然を味わう覚醒の一杯として貴重な泡盛です。

商品はこちら>>米島酒造『美ら蛍 30度』

 

17.神村酒造『芳醇浪漫 守禮 35度』

神村酒造独自の芳醇酵母は、一般酒ながら熟成した泡盛古酒の二大成分「バニリン」が2倍、「マツタケオール」が10.5倍と飛躍的な生成・増大を示し、高い香と甘みを持つバランスの良い泡盛であり、一般酒の価格で古酒の味わいが堪能できる。一粒で二度美味しいというコスパの高い泡盛である。開発に携わったバイオジェットは泡盛のゲノム解析を行い麹の分類・系統図を発表した企業として有名で最近ではshimmerプロジェクトの製品分析を担う企業。

飲み方は水割りだけでなく人肌燗に近い30度程のぬるめの湯割りも試してみたい。うなぎの櫃まぶしを味わいながら一杯おつな時間の過ごし方ではないか。東京名物のもつ煮込みをつまみながらぐっと一杯。味わい深い名物をより美味しくする。芳醇浪漫は料理の引き立て役に相応しい。食中酒の泡盛としてお求めやすい価格で懐の深い芳醇浪漫をおすすめしたい。

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18.金武酒造『龍ゴールド 25度』

金武酒造といえば最初に想起するのが金武鍾乳洞と即答される方も多いでしょう。全長270m、深さ30m金武鍾乳洞は温度18度、適度な湿度のもと安定した貯蔵環境に13,000本の1升瓶が保管されている日本初の鍾乳洞古酒蔵として龍人信仰発祥の地であり、数か所の拝所を持つことでも有名です。まさに沖縄、自然と祈り、生命が躍動する魂の故郷。鍾乳洞蔵の歴史は1988年に遡ります神秘の酒「龍」沖縄のシンボルであり心の支えです。

しかし私がお勧めするのは、古酒ブレンドながら日常によく飲まれる『龍ゴールド』、古酒51%新酒49%の古酒ブレンドの泡盛です。他にも凄い酒が眠っているだろうにとの声もおありでしょうが、『龍ゴールド』。仕込み水は金武大川系の硬水を使い。発酵の切れの良さを産み。割り水には軟水を使い柔らかい喉越しを生み出している沖縄本島中部の銘酒蔵の生み出すお酒です。まずは飲みなはれ。

商品はこちら>>金武酒造『龍ゴールド 25度』

 

19.神村酒造『琥珀伝説 暖流5年古酒 30度』

神村酒造の渡久地工場長は泡盛好きからこの道を究めようと泡盛造りに入り込んだ魂の蔵人。神村酒造は秀逸な樽貯蔵の泡盛蔵として有名であり琥珀伝説はポピュラーであるが旨い。私的には弱炭酸の炭酸多めのハイボールがおすすめ。唐揚げだろうが焼き鳥だろうがお好み焼きだろうがなんでも相性がいい。私的にはまずは氷と薄めのハイボールを2〜3杯。さあこれから飲むぞというときに冷やしたトマトスライスに少量の塩とオリーブオイルで軽くつまみにしながら美味しい酒飲み環境を作るのに最適な泡盛だ。

食事のあとはロックでゆっくりと過ごせるお酒なので万能な味わい。ゆったりとした至福の時が過ぎて行く。グラスのふちに残る乾いた泡盛の残り香はチョコレートを思わせる。ナッツやドライフルーツも個人的には相性がいいと思っている。また違った味わいが感じられお勧めの一杯となる「時間を楽しむ泡盛」と言える。

商品はこちら>>神村酒造『琥珀伝説 暖流5年古酒 30度』

 

20.宮里酒造所『春雨18年古酒 43度』

シャトーペトリュスのクリスチャン・ムエックスに絶賛された古酒。華やかな香りとトロリとした舌触りと表現されるが、実際に味わってみると何とも言えず『旨い』それ以外にことばが見つからない銘酒である。すべてのバランスが絶妙なのである。発売時オークションに登場し十数倍の価格が付き、それは泡盛の世界の話ではないと急遽販売を中止したという経緯があります。昨年2回目の販売がありましたが東京の有名百貨店のサイトでも速攻で売り切れとなった銘酒です。

ワインのようにボトルごと冷やして、もしくはカラフェに今日飲む量を取りわ開けて冷やして、30分弱温度が上がってくるのを待って一口、至福の時間が広がります。唯この酒の可能性を見極める。その優れたバランスと心まで満たす味わいに浸る。18年物ですが、私には30年と思える至高の一杯と思えました。「最高です」という声が聞こえてきます。

商品はこちら>>宮里酒造所『春雨18年古酒 43度』

 

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