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ウイスキーとバーボンの違いは?酒販業者が分かりやすく解説

ウイスキーとバーボンの違いは?酒販業者が分かりやすく解説

「ウイスキーとバーボンって見た目は似ているけど、違いは何だろう?」

近年はウイスキーブームで様々な種類を見かけると思います。
その中でも「スコッチ」や「バーボン」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、ウイスキーとバーボンの違いがイマイチ分からない方のために、それぞれの違いを解説します。
ウイスキーとバーボンの違いを知って、さらにお酒を楽しみたい方は参考にしてください。

 〇ウイスキーとバーボンの違い

結論からいうと「バーボン」もウイスキーのひとつです。
バーボンは正式にはバーボンウイスキーといいます。

ウイスキーの名称は原料製造方法または産地などの違いによって定義や決まりがあり、一口に「ウイスキー」といっても様々な種類があります。

つぎからは基本的な「ウイスキー」の定義について簡単に解説します。

〇ウイスキーの定義について

ウイスキーの定義は国や地域によって細かい違いはありますが、共通する要素として以下のようなポイントがあります。


ウイスキーは大麦、小麦、トウモロコシなどの「穀類」を原料として「糖化」「発酵」「蒸留」したウイスキー原酒を「木製の樽」に貯蔵・熟成させる必要があります。

◯ウイスキーの種類

ウイスキーの種類は多岐に渡り、原料や産地によっても名称が変わります。

〇原料による種類

ウイスキーの原料は「穀類」と解説しましたが、原料の種類でも名前の違いがあります。

国によって細かい規定は分けられますが、例えば大麦が主原料の場合はモルトウイスキー、ライ麦が主原料の場合はライウイスキー、というように分けられています。

◯ 産地による種類

ウイスキーは世界中で造られていますが、特に世界的に代表的な産地として日本では5か国で製造されるウイスキーを5大ウイスキーと呼びます。
5大ウイスキーの内訳は、以下のとおりです。

• スコットランドのスコッチウイスキー
• アイルランドのアイリッシュウイスキー
• アメリカのアメリカンウイスキー
• カナダのカナディアンウイスキー
• 日本のジャパニーズウウイスキー


 

 国ごとに造り方が異なるため、ウイスキーの味わいもさまざまです。

 ◯バーボンウイスキーの定義

バーボンの原産地はアメリカ合衆国です。
バーボンはアメリカで製造される「アメリカンウイスキー」のひとつです。
バーボンの発祥はアメリカであり、名前もアメリカのケンタッキー州バーボン郡から名付けられています。

アメリカンウイスキーは原料の違いで主に以下の5種類に分けられます。

• バーボンウイスキー(トウモロコシが原料)
• モルトウイスキー(大麦が原料)
• コーンウイスキー(トウモロコシが原料)
• ライウイスキー(ライ麦が原料)
• ホイートウイスキー(小麦が原料)

 

また、アメリカにおけるバーボンウイスキーの定義は以下のように定められています。

(1) アメリカ国内で製造 
(2) 主原料のトウモロコシの使用比率が51%以上79%未満 
(3) アルコール度数80%以下で蒸溜
(4) 内側を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5%以下で貯蔵・熟成 
(5) 水以外を加えずアルコール度数40%以上でボトリング

 (参考:アメリカ連邦規則集 https://www.ecfr.gov/current/title-27/chapter-I/subchapter-A/part-5/subpart-I/section-5.143)

 

バーボンウイスキーの定義の中でも特にほかのウイスキーとの大きな違いを3つ解説します。

◯バーボンウイスキーの特徴:主原料がトウモロコシ

主原料がトウモロコシ バーボンウイスキーは「原料の穀物中にトウモロコシを51%以上79%未満」の必要があります。
トウモロコシのほかにはライ麦や小麦や大麦なども使用されますが、原料の半数以上がトウモロコシであるのでトウモロコシ由来の風味が大きいです。

一般的に「ウイスキー」と呼ばれることの多いスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーはモルトウイスキー、つまり大麦麦芽を主原料としています。
トウモロコシが原材料のバーボンは、ウイスキーの中でも大きな特徴をもつ種類と言えるでしょう。

 

◯バーボンウイスキーの特徴:蒸留方法

蒸留方法 ウイスキーの蒸留器には基本的に「単式蒸留器」と「連続式蒸留器」のどちらかを使用します。
スコッチなどウイスキーは「単式蒸留器」を使用しますが、バーボンは「連続式蒸留器」を使用します。
連続式蒸留機は蒸留器の中で何度も繰り返し蒸留するため、華やかで軽快な味わいのお酒が出来上がります。

 

◯バーボンウイスキーの特徴:使用する樽の種類

使用する樽の種類 次にバーボンウイスキーの大きな特徴は貯蔵する樽の種類です。
バーボンウイスキーは「内側を焦がしたオーク樽の新樽で熟成させる」必要があります 。
他のウイスキーでは樽の種類の規定が細かく決まっていることはありません。
バーボンウイスキー含むアメリカンウイスキーの多くは新品のオーク樽で、内側を焦がした樽のみと定められているのです。(コーン・ウイスキーなど一部例外除く)

上記のような違いによりバーボンウイスキーは他のウイスキーと違った、バーボンウイスキーならではの味わいがあります。 
大麦麦芽が原料のモルトウイスキーなどと比べると、バーボンウイスキーにはトウモロコシ由来の甘く優しい風味や、オーク樽の新樽由来のバニラやカラメルのような香りが特徴です。

〇ウイスキーとバーボンの違いまとめ

今回は、ウイスキーとバーボンの違いについて分かりやすく解説しました。
最後にもう一度、内容をまとめます。

【ウイスキーの定義】
●原料に大麦、小麦、トウモロコシ等の「穀類」を使用
●原料を糖化、発酵したものを蒸留すること
 ●木製の樽に貯蔵し、熟成させていること

【バーボンの定義】
・アメリカンウイスキーの一種
◯製法の特徴
・主原料の51%~79%がトウモロコシ
・連続式蒸留器で蒸留
・内側を焦がした新品のオーク樽で貯蔵・熟成
◯味わいの違い
・モルトウイスキーなどに比べると華やかで甘い風味のものが多い

ぜひバーや店頭でお好みのものがあるか、試してみてくださいね。
なお弊社では、沖縄県産のウイスキーも取り扱っております。

↓↓↓ 
沖縄県産ウイスキー商品一覧ページ

どのウイスキーもそれぞれ魅力的なお酒ですので、ぜひご覧ください。

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