初めまして。南島酒販新入社員のミネイです。今回「仕事終わりの一杯に飲む沖縄のお酒」をテーマに、22年度の新卒3人でコラムを書かせていただくことになりました。
まだまだ勉強中の身ですが、沖縄にある酒造所についてや、お酒の作り方、種類などの基礎知識、飲んだ感想などを自分たちなりに伝えられたらなと思います。よろしくお願いします。
第一回目は南都酒造所さんのOKINAWA SANGO BEERについて
OKINAWA SANGO BEERは定番ビールとしてALT(アルト)、KÖLSCH（ケルシュ）、BLACK ALE（ブラックエール）、IPA（インディアペールエール）があり、個性派ビールとしてPASSION FRUIT、DOUBLE-UP IPA、HOT IPA、ITOMAN/S taman（イトマンズ タマン）、ITOMAN/S akamachi（イトマンズ アカマチ）などがあります。
定番ビールの名称になっているケルシュ、IPA、ブラックエールなどは、「ビアスタイル」といわれるビールの味やのどごし、香りなどを分類した種類のことです。
ビアスタイルは大きく3つに分類され、
１．ラガー酵母を使って10度前後で約1週間発酵させるラガー系、
２．エール酵母を使い20度前後で約3-5日上面発酵させるエール系、
３．それら以外で発酵させるその他
に分かれます。
私はその中のIPAとブラックエールを飲んでみました。
飲む前に、栓抜きがいらないタイプの瓶ビールなのが、手軽に飲めていいなと思いました。
ちなみにこのタイプのキャップはマキシキャップといい、栓抜きがいるタイプの瓶のキャップは王冠というそうです。
IPAは、オレンジ色で、柑橘系の香りがしました。爽やかな見た目と香りから、普段飲むビールより苦みは弱そうだなと思って飲んでみましたが、香りからは想像できない苦みでした。飲み物で香りと味の差をこんなに感じたのが初めてだったのでびっくりしました。
調べてみるとIPAは、大交易時代にイギリスからインドまでビール（ペールエール）を運ぶ際、長い航海で品質劣化させないように、菌の増殖を抑制させる役割を持つホップを大量投入したことが始まりだそうです。ホップは殺菌効果のほかにもビールに苦みと香りを与えるので、IPAは強い苦みと香りが特徴とのことでした。（キリンビール公式サイト参照）
ブラックエールは、茶色で、香ばしい香りがしました。IPAよりアルコール強めなビールの香りがしたので苦みが強そうと思って飲んでみましたが、IPAより苦みがなく、すっきりとしていました。また飲み進めていくと、じわじわと香ばしさが強くなってきた感じがました。
南都酒造所さんによると、ブラックエールは0度～11度で飲むと香りと風味が引き立ち、一層おいしくいただけるとのことなので、その変化を感じることができたと思います。また、ブラックエールはダークエールのスタウトのような黒ビールを目指して、試行錯誤で完成した全く新しいタイプの黒ビールだそうです。（南都酒造公式サイト参照）
クラフトビールの種類の豊富さを感じました。
印象に残る水のまろやかさ
2種類とも水のまろやかさが印象に残っています。後味がスッとなくなる感じが飲みやすかったです。そして見た目と香りからは想像できない味でした。
IPAは柑橘系っぽい香りですが、しっかり苦味があるビールでした。
ブラックエールはアルコールの香りが強かったですが、すっきりしていて飲みやすく、温度で風味の変化を味わえるビールでした。
今回は同じビアスタイルのものを飲んだので、次は別々のスタイルを飲んでどんな違いがあるのが比べてみたいと思いました。
ビールと相性のいい料理の紹介
ビアスタイルについて調べていると、ビールと相性のいい料理も紹介していました。お酒と料理の相性を楽しむ「ペアリング」という考え方があるそうです。
ペアリングは色味で揃えたり、同じ発祥国で合わせたりなど、様々な組み合わせがあるそうです。IPAは脂っこいもの、ブラックエールは煮込み料理が合うそうなので、沖縄料理のラフテーと一緒に飲みたいなと思いました。仕事終わりはお腹空いているし、料理と合わせて飲むのもいいなと思いました。
今回紹介したIPAとブラックエールはshimmer onlineで購入可能です。
【OKINAWA SANGOBEER IPA】
https://shimmer.okinawa/products/sangobeeripa6-5-330
【OKINAWA SANGOBEER BLACKALE】
https://shimmer.okinawa/products/sangobeerbalckale6-5-330
ビアスタイルの飲み比べ、沖縄料理とのペアリングに是非。
次回はOKINAWA SANGO BEERの個性派ビール達を紹介します。よろしくおねがいします。
